マッキー
McKee Glass Company

マッキー社は1920年代後半にオパールガラス(初期のジェイド)の生産を開始。1930年代になると「ジェイドガラス」が登場し、本格的なジェイダイの生産が始まりました。業界の先駆けです。

その後フレンチ・アイボリー(French Ivory)、セビル・イエロー(Seville Yellow)、プードゥレ・ブルー(Poudre Blue)、オパール・ホワイト(Opal White)、スコキー・グリーン(Skokie Green)と、オパールと翡翠の色合いをイメージした様々な色のミルクガラスが登場しています。

マッキー社唯一のジェイドのシリーズとしては、ローレル(Laurel)があります。

 

 

第2次世界大戦中になると、金属型の多くが、戦争用の金属資材として政府に買われてしまいます。現在出回っているマッキー社のアイテムは1940年代に作られたものが主流だそうですが、個々のアイテムは製造中止に追いやられたため、年代の特定が困難になっています。

マッキー社のジェイダイの刻印は、小さな円に "McK" の文字。ジェイダイ以外では "McKee" とそのまま記されているものも。ただ、Kの形を変えたコピー品があるようですのでご注意。

ヘーゼル・アトラス
Hazel Atlas Glass Company
1930年代から生産されたプラトナイト(Platonite)は、不透明な白のガラスに上薬を塗って焼いたもの。ミルクガラスとは厳密には異なるのだそうですが、ミルクガラス独特の風合いと強さに加え、ポップな原色やパステルの華やかさを可能にしました。プラトナイトは1936年に特許が認められました。

モダントーン(Moderntone)、フローレンティン(Florentine)、ニューセンチュリー(New Century)などが有名なヘーゼルアトラス社。

プラトナイトの中にはハンドペイントが施されたものなどもあります。刻印は "H" の文字の内側に "A" の文字で記されます。